教育と心理の視点から、個々の可能性を引き出す学びを創造
荒井 顕一(Arai Kenichi)
教育者(小学校教師・LCA国際小学校 副校長)
公認心理師/ペアレントトレーナー/WBDCファシリテーター
地域力創造アドバイザー(総務省)
子どもたちの個性や発達特性に応じた学びを探求し、教育現場の実践から学校経営、地域を巻き込んだ教育イベントのプロデュースまで幅広く手掛ける。特に、地方創生と教育の融合、英語教育、多様な個性を生かす教育環境の構築に注力。教師であるの同時に公認心理師資格でもあり、心理的アプローチを取り入れた教育支援にも取り組んでいる。
これまでのキャリア
◼︎難関中高受験指導から教育キャリアをスタート(2004年〜2009年)
大学卒業後、2004年より大手進学塾で講師を務め、難関中学・高校受験の指導に従事。学習指導だけでなく、受験生の精神的サポートや学習モチベーションの向上にも力を注ぐ。この経験を通じて、単なる知識の習得ではなく、自ら考え、学び続ける力を育むことの重要性を実感。
◼︎公立小学校での現場経験(2009年〜2017年)
2009年から川崎市立小学校に勤務し、1年生から6年生までの学級担任に加え、特別支援学級の担任も経験し、発達特性に応じた個別支援を実践。子ども一人ひとりの違いを尊重した教育の必要性を強く認識し、柔軟な指導アプローチを模索するようになる。
◼︎地方創生×教育の取り組みを全国で展開(2017年〜)
2017年より、教育イベントプロデューサーとして活動を開始。全国各地で「地方創生×教育」をテーマにしたイベントや講演活動を行い、地域資源を活かした学びの場の創出に携わる。
・地域の文化・歴史を生かした体験型学習の企画・運営
・大人の生きた学び体験・オルタナティブ教育の促進
・様々な自治体において、地方創生に関する講演
この時期から、教育を「学校の中だけで完結させない」という視点を強く持ち、社会全体を学びの場とする重要性を発信する。
◼︎日本初の株式会社立小学校 副校長として学校運営に携わる(2022年〜)
2022年、日本初の株式会社立小学校であるLCA国際小学校副校長に就任。教育カリキュラムの設計や学校経営に携わりながら、国際教育と個別最適化された学びの実践を推進。
・英語を軸とした国際的な学びの環境を整備
・一条校としてのカリキュラムの再編とウェルビーイングな学校作りを主導
・多様な背景を持つ教師・児童が互いに学び合う文化の醸成
子どもの自主性と創造力を伸ばす教育の実践を目指し、教育の新たな可能性を模索。
◼︎教育心理・発達心理の専門家としての活動
これまでに首都圏のみならず大阪や香川などで、発達特性に悩む保護者向けの講演会やペアレントトレーニング(九州ペアレントトレーニング研究所公認)を開催。
・教育心理学の専門知識を活かし、より適切な個別指導を実践
・教育者や保護者の様々な相談に対応しながら子どもの個性に応じた対応をアドバイス
・Well being Dialogue Cardファシリテーターとして、WBDCを用いたウェルビーイングな対話の場作りの実践
教育と心理の融合をテーマにした実践を進め、家庭教育・学校教育の関係者の双方にアプローチし、子どもが安心して学び、成長できる環境づくりに尽力している。
◼︎地方創生と教育をテーマにした新たな学校開校プロジェクトを主導(2024年〜)
2024年、株式会社エデューレエルシーエー 教務企画室 室長に就任し、北軽井沢における新たな一条校の開校プロジェクトを推進。
・地方創生と教育を掛け合わせた新たな学びの場を創出
・英語教育と多様な個性を尊重する教育の融合
・地域との連携を強化し、実社会と結びついた学びを提供
都市部の一斉教育ではなく、地域ごとの特色を活かしながら、子どもたちの可能性を最大限に伸ばす学校づくりを進めている。
◼︎地域力創造アドバイザーに就任(2025年〜)
2025年、総務省が推進する「地域力創造アドバイザー」に就任。
「地域力創造アドバイザー」は、地域の抱える課題に対して、専門的な知見や実践的なノウハウをもって助言・支援を行う制度であり、地方自治体や地域団体と連携しながら地域力の向上に寄与する役割を担う。
教育への理念と展望
「教育とは、個々の可能性を最大限に引き出し、未来への選択肢を広げるもの」との信念のもと、従来の枠にとらわれない学びの形を模索。公認心理師としての知見を活かし、子ども一人ひとりに寄り添いながら、心理的安全性のある学びの場を構築することを重視。
・教育と心理の視点を掛け合わせ、学びの多様性を広げる
・地域社会と教育をつなぎ、学びをオープンにする
・「学校」を超えた新しい学びの形を提案し、未来の教育をデザインする
これまでの経験を活かしながら、「学びが閉ざされたものではなく、社会全体で共有されるもの」という新たな教育の在り方を提案し、子どもたちの未来に貢献していく。